FISH系大学生、いわきの旬を追う。

第二回勉強会で得られた情報から,いわきの旬を追うことで,漁業から加工までの現状を伝えていこうという取材方法をとることにしました。

 

記念すべき第一回は・・・・

5月から8月の旬!!

「うにの貝焼」  

519()いわきの旬を追って2人のFISH系女子がいわきを訪れました!!

今回の聞き取りは,5月から8月上旬にかけて漁期を迎える「うに」とそのうにを使ったいわきの代表的な加工品である「うにの貝焼」について。

うに大好きなさんぽちゃんは,妄想だけで顔がほころんでいます^^

 

今回取材をさせていただいたのは,いわき市の江名採鮑組合(サイボウクミアイ)に所属し,この時期ウニ漁・うにの貝焼加工を行っている

金田徳二さんと,その奥さんの金田牧子さん・・・・と,じつはこの二人,今回のブログ担当者なつこの両親です。

島県の沿岸漁業全体がそうなのですが,現在操業を自粛しています。なぜか・・・原発事故後の海洋汚染のためです。現在は,漁業者から始めたという生物(漁獲対象物)モニタリング,海底の瓦礫撤去,定期的な会議,築地への視察など,できることをやり,前進しています。今しかできないことなのかもしれません。

福島民報HPhttp://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/04/post_3773.html

さて,そんな中,本来ならばこの時期に漁期を迎えるであろううに漁について,私たちが見てきたことをお伝えします。

 

*うに漁は素潜りで行われます。

JF福島漁連HP(福島のお魚図鑑:うに)http://www.jf-net.ne.jp/fsgyoren/zukan/uni.html

 

「この時期にうにを獲るために,前の年にウニを餌場に移植したり,えさのわかめを養殖したりする。」

「一日の漁で(一人が)採っていいウニの重さは15kgと決まっている。」

上質で値の付きやすいうににするために,資源管理は徹底されていたことがわかります。

 

「潜り小屋(素潜り前の待機場所)は津波でやられてしまった。ウエットスーツも和船も(流されてしまった)。」

またいつでも漁が再開できるように,船,ウエットスーツは発注してあるとのことでした。

 

 

 

*「うにの貝焼」とは!?

福島県では、5月から8月上旬までが漁期で、夏に盛期を迎えます。本県では、ほっきがいの殻にうにをのせ、蒸し焼きにした「貝焼き」が特産品となっています。

引用:JF福島漁連HP(旬の魚情報)http://www.jf-net.ne.jp/fsgyoren/season.html#uni

 

 

素潜りで漁獲されたうには,漁業者の家にいったん持ち帰られます。

加工は,各家庭で行われるそうです。

うにの貝焼とは,うにの身をほっき貝の貝殻の上に盛り付け,焼いたものです。想像できますでしょうか。私,(今回のブログ担当なつこ)はこれを食べたことがありますが,とても,とてもおいしいです。おそらくうにの一番おいしい食べ方ではないかと♪

 

加工の過程は,すべて手作業です。15kgのうにからだいたい30個程度のうにの貝焼ができるそうです。いかにきれいな身の詰まったうにを獲ってくるか,いかにきれいに盛り付けるかが重要であるらしく,思うような商品が作れるようになるまで,56年はかかったそうです。

「市場に持っていったら,『色が悪すぎて売り物にならない』といわれたこともある。」

「贈答品や,お膳料理に使われるものだから,見た目が一番重要なんだ。」

と,まさに職人技。毎年積み重ねてきた腕と,それがしだいに認められ,ついてきた常連さんもいるという。

うにの貝焼は浜値で11500円~1600円とのこと。漁獲物に付加価値を加えることで,値段が安定するのですね

 

「今年もできなかった。早く作り始めないと,体が貝焼の作り方を忘れてしまう。」

「いわき産のうにでつくった本物のうにの貝焼がなくなってしまう。」

 

 

いわき産のうにから作られたうにの貝焼にだけ使うことが許されているパッケージがあるそうです。このパッケージが,早く店頭に並ぶ日が来ることを願って,今回の取材の報告とさせていただきます。