2012年

6月

23日

FISH系大学生、いわきの旬を追う!第二弾  しらすー

鈴木さんと寿丸♪
鈴木さんと寿丸♪

第二回いわきの漁業を知ろうインターンシップ

2012623 @いわき

 

今回は、7月~11月にいわきで水揚げされる“しらす”を追ってきました!!

船曳網漁業歴35年、元外航船船乗りのイケメン漁師、鈴木義夫さんにお話を伺いました。

鈴木さんは年間を通して曳網漁を操業しているそうです。ホッキ貝(6月~1月)、しらす(7月~11月)、たこ(11月~)、こおなご(3月)と,時期ごとに対象魚種を変えて操業をしているそうです。

(※船曳網漁業…小型漁船で走行しながら網を曳く漁法。)

 

 

本来ならこの時期は船曳漁業でしらすを漁獲しているのですが、現在は福島第一原発事故による海洋汚染で操業を自粛中。週に3回の海中瓦礫撤去と、週一回の生物モニタリングが漁師さんたちの主な仕事内容です。

 

 

鈴木さんはとても紳士なお方です^^

「がれき撤去の話はしたくねー」

と冒頭でぴしゃりと言われましたが、

元気にしらす漁についての説明を始めてくださいました。

 

 

鈴木さんの船「寿丸」は津波被害に合い、今年新造したばかりです。現在も操業再開に向けて津波に流された漁具を買い揃えているところだそうです。 冒頭の写真は新造した鈴木さんの「寿丸」と一緒に撮ったものです^^早くこれで稼いでほしいです♪

 

「これが生き残った唯一の袋(漁網)だ」

 

と、家の庭に重ねてあった漁網を広げて私たちに説明をしてくださいました。

 

写真1.船曳網海中図(左) 操業方法図(右)
写真1.船曳網海中図(左) 操業方法図(右)

*しらす漁について

夏のしらす漁は、船の底が磨るほどの浅瀬(じゃっかま)で行われるそうです。

年度によって異なりますが、だいたい8月末から9月にかけて最も漁獲量が多いそうです。

1回網を曳くと20~30㎏獲れ、1日で10回ほど操業します。

1回網を曳いただけで1t獲れる時もあるそうです!凄い!

漁師の勘で、時期や漁場を判断しているのですね!さすがプロ。

しかし、こつや根拠を聞いても

「わかんね」

と返されてしまいました^^;

*漁具・漁法について

今回の取材にも、QDのメンバーなつこのお父さんである、金田徳二さんが同席して、イラストを描いていただきました!やっぱりこれもお上手!

 

しらすは写真1.左図のような網を使用して漁獲されます。

 この網ですが、何メートルあると思いますか?

 

実は曳き綱も合わせると200メートル程もあります。しかも、何種類もの網を組み合わせて一つの大きな網にしているのです。網目の大きさも違います。すべてを揃えるには、200万ほどかかるそうです。(2012年現在)

 

網は使用しているうちに23間(34メートルぐらい)縮んで(詰まって)しまいまうため、漁師さんが自分で分解して、手直しします。この行為を「もっこみ」というそうです。

網はさまざまな色・材質・網目の大きさがあります。何を使用するかは、漁師さんの好みだそうです。

魚捕部は取り外し可能になっていて、獲る魚種によって、網目の大きさを変えます。近代的!

図2.網全体図
図2.網全体図

さあ!漁法に移りましょう!(写真1.右図参照)

1.まずしらすの魚群を見つける

2.樽を落とす(図2①参照)

3.魚群を囲うように、船でかけ回す。

4.半周したところで、袋状の魚捕部(codend図2②)を落とす

51周し、最初に落とした樽を拾う。

6.網を寄せながら曳き、しらすを追い込む。

7.網船に回収する。

8.しらす大漁())<<